説明
阿閦如来は、五智の中でも大圓鏡智（だいえんきょうち）を顕しています。曇りのない鏡が、すべてをあるがままに映し出すのと同じで、その叡智は、妄想の根を抜き取り、ピュアで汚れのないマインドへと導くダイナミックさを示し、世界の真理を明かしています。
宝生如来は、五智の平等性智（びょうどうしょうち）を顕しており、タタガタと全ての存在がその本質において平等である世界が開かれていくという理解を示しています。この仏のマインドを同化していくという徳を通じて、無限の宝を得、ひいては豊かな人格を形成していくことになります。
阿弥陀如来は、五智の妙観察智（みょうかんざっち）を顕しており、
不空成就如来は、自己と他者に利益をもたらすという、五智の成所作智（じょうしょさち）を顕しています。この叡智は、すべてを浄化させ、ヴァジュラ（金剛）に似た堅固な自己を確立させてくれます。
毘盧遮那如来は、五智の法界体性智（ほっかいたいしょうち）を顕しており、阿閦、宝生、阿弥陀、不空成就の四仏の徳である、大圓鏡智、平等性智、妙観察智、成所作智を一身に備えています。
【受講された方のご感想】
「１日目の感想」
ステップ４の自性身を体験した時、一つの出来事に各カヤで異なる体験が並行して進行しているように感じました。
瞑想の後に浮かんだことをメモを取ると、各カヤの体験で発見したものとして次の言葉が浮かびました。
ステップ1 人：効果
ステップ２ 菩薩：貢献
ステップ３ 仏：意図せぬ流れ
ステップ４ 各ステップで生まれた可能性とコネクション→供養⁉
「人から菩薩へ、脇仏の仏へ、大日如来へ、そして不二の大日如来への旅」
今までも“自分とは何者か”という問いを沢山のセミナーで何度も自分に問い掛けてきましたが、今日は今まで以上に響き、広がりのあるものでした。ここから新たに始まる“自分”を探っていくのだと感じました。
「阿閦如来」
大円鏡智は、ステップ２までは透明な鏡のような平面的な感じでしたが、ステップ３で球体状になり空間的に余すところなくすべてが映し出されるような感じが強くなりました。怒りや攻撃を感じることを探ると“揺れ”が在ることを感じ、その根源には幻想を抱いている自分を見つけました。
ステップ４は、体験に入りきれなかったのか、感覚があまり分かりませんでした。逆にステップ５のパラヤビジュナーナの体験はとても印象に残りました。
ミニ瞑想で、パラヤビジュナーナはアドヴァヤを超えたところから全てに通じる揺らぎのない知っている感覚を体験させてくれる気がしました。
とても心強いものとなりそうです。
ステップ６では、三密の波動の感覚を体験できました。
「不空成就如来」
本日のセミナー、ステップ１を終えた後、金剛護菩薩と金剛舞菩薩の部分を追加で体験したことでステップ２以降の体験に没入できた気がしました。ステップ４で手印の部分に至った時、素というか唯在るというか当たるものがないというか、とても穏やかな状態になりました。
「五仏のパワーを使う」のセミナーを受講し始めて今日に至るまで、日常の中では大円鏡智の状態を特に感じることが多い気がします。
クリアでない自己の状態に気付いては自分を見つめるというプロセスを繰り返しています。今までは見ないふりもできていたようなことが、どうも気になってしまい見過ごせない感じになってます。コツコツとクリアにして、できることに取り組んでいこうと思います。
それと同時に気になったことがありました。
日常生活の中で本当に些細なことを思って手放して過ごしていたら、次の日とかに思っていたことが自然と達成されたりする状況に至ることが、以前よりも多くなっているように思います。
例）ローソンで購入したピスタチオの低糖質チョコレートが口に合わず、チョコレートは低糖質でないものがいいなと思った翌日、暑い中、遠方から汗だくになりながら職場を訪問してくださったお客様が美味しいチョコレートをお土産として、保冷バックで冷やしながらお持ちくださりました。美味しいチョコレートを頂いたことに心から感謝して頂きました。
思ったことが叶い現実になることに歓びを感じながらも、現実になることに怖れのようなものや、思うことに不安や抵抗のようなものを感じました。良し悪しはないとは思いますが本当にこれでいいのだろうかと思ってしまい、混沌としています。
今まで抱いてきたような願望とは異なる視点が必要になってきているのかなとも思ったりします。人としてラトナを追及し悟りに至ろうとする自分が、五仏のパワーを使う人として存在する際の“願望”についてアドバイスなどあればご教示願います。
