金剛界曼荼羅:五部心観を超えて:金剛界曼荼羅の最後の三会

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日程:2023.10.7-9(土日祝)よりスタート 計30日間の予定(これ以降の日程は順次お知らせ)

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説明

これまで金剛界曼荼羅の六会を、「五部心観」でかなり深く探ってきました。

金剛界曼荼羅の最後の三会は、仏になるステップを三つの段階で表しています。

最後の三会とは、理趣会、降三世会、降三世三昧耶会です。

第一段階:自己のヴァジュラサットヴァの側面を統合する

第二段階:降三世(ごうざんぜ)として三つの時間・三つのボディをマスターする

第三段階:マスターすることも超え、降三世の意識をマスターする(降伏する)能力を生み出したサマヤの形とは何を理解する

この最後の三会を体験していくことは、私たちを即身成仏(そくしんじょうぶつ)という、この身体を持ちながら目覚めることへの準備を進めることを意味しています。

インドで五部心観が紹介された後、金剛界曼荼羅は、弘法大師空海の師である恵果(けいか)和尚によって作成されました。これは、この身体を持ちながら仏性に目覚める道とは何かを、直接的に言及した新たな概念です。それは、目覚めへの道であり、究極的には自己の仏の世界を創造する道でもあります。

きわめて広域にわたる深遠な教えとなるでしょう。

これらのプロセスは、そんな目覚めへと私たちを準備してくれるだけでなく、日常でも役立つものとなるでしょう。

30日間を超えるセミナーとなる予定です。

【受講者のご感想】

【理趣会】

【004 Kelikilavajra 触金剛菩薩&005 Kelikilavajriṇī 触金剛女菩薩】

 触金剛菩薩の瞑想で感じた、触れるということから生まれる執着は、分離、良し悪し、執着、幻想を手放すと、愛とともにあるピュアな波動でした。とても繊細で柔らかく儚くも感じるような美しいピュアさを体験しました。
 触金剛女菩薩では、触れる前と後の違いを感じ、触れることから生まれるもの(可能性)が広がっていく美しいようすを体験しました。
私がラトナに抵抗があったのは、根源的な性質や波動を知らなかったからだと感じました。この体験をできたことに感謝しています。

以前飼っていて今は地上にいない犬の頭を撫でた時の感覚を使って、それがどのように変化するかを試みました。対象の形のある存在としての感覚を手放すと、偏在する生命力そのものとして感じられました。遍満する永遠の生命力です。
身体の五感を手放した方が、圧倒的な生命の存在や循環が感じられるように思いました。

【006 Rāgavajra 愛金剛菩薩、006 Rāgavajriṇī 愛金剛女菩薩】

新たな知覚でアドヴァヤの4つの側面を手放すと、非常に安定した明るさが限りなく持続する感じがしました。
このスペースに留まると、何かが新たに生み出されそうになる直前に明確にそのことに気づいたり、僅かな動きでもクリアに察知できたりしそうであると同時に、その観察も時間と空間の制限なく一点で深みまで見通せそうな感じがしました。日常での変化が楽しみです。

今のお話を伺っていて思い出したのですが、昨日の午前中から自分の視点が変わり、これからそれについての言動も当然変わるに違いないという日常の体験がありました。今までは特定の相手に対して、何故自分自身のことなのに気づかないのかという想いをずっと抱き続け、それが私にとっての多くの時間を奪っていました。ところがふと、それがその人にとっては、どうしても認めたくない老いの兆候であり、実際に心身を含む老いというものの存在に本人が気づかないからこそ急速に進行しているのだと、私が気づきました。すると、それまでは感じたことがない慈愛が沸いてきました。これまで気づかないことを言葉でも批判して相手を傷つけて疲れさせていたかも知れません。私がとるべきだった行動は、慈愛をもって寄り添い、相手のスタンスを完全に尊重して解放することでした。昨日の瞑想を終えた時、ふとこの深い慈愛の感覚は釈迦院から来ているものなのかと思いました。

【007 Mānavajra 慢金剛菩薩&008 Mānavajriṇī 慢金剛女菩薩】

 この2仏を体験し、人としての自分自身の存在を深い愛で抱き救っていただいたように感じました。
 分離、良し悪し、執着、幻想という言葉、価値観、概念さえもない、すべてあるところからすべてを捉える視点を体験させていただいたように感じています。上手く言葉にできませんが、深みを感じました。初日から今日のこの瞑想に至るまで、日常で自分が持つ分離、良し悪し、執着、幻想が浮き彫りになるようなことが起こり、自分の至らなさに苛立ちを感じて、それが行動に出たりして更に落ち込むという状況でした。この瞑想は、自分を見直す切っ掛けになりそうです。

【008 Vajralāsī 金剛嬉菩薩(金剛戯菩薩)】

何度も何度も意識が飛びました。特に金剛嬉菩薩(Vajralaasii)と、金剛曼荼羅(Vajdramaalaa)のスペースは全くと言ってよいほど記憶がありません。しかし、未体験のものを夢のような深いところで体験していたような感覚は残っています。

【009 Vajragītā 金剛歌菩薩】

金剛歌菩薩(Vajragiitaa)の瞑想中は誘導のBGMが気になってしまい、宇宙の音の動きを感じとることができませんでした。
しかし、誘導が終わっても暫く目を閉じたままオープンになってそのスペースに留まり待っていると、微かにどこからともなく音が聞こえてきました。ドドレドドレと聴こえる笛のような微かな音や、その他の音階の音が幾つか聞こえました。
何だろうこの音色は?という感じでした。ビルさんが作られた音楽に似ているような気もしますが、私が聞き取ったメロディーは、上下する音の響きの長さがもう少しどれも短かったです。

【009 Vajranṛtyā 金剛舞菩薩】

金剛舞菩薩(Vajranr.tyaa)の瞑想では、動きの雰囲気が感じられました。それをどう表現してよいか解らないなと思った瞬間に、光でできたヒトデのような存在が、まるで子供が胸を張って踊っているような動きを見せました。それが次の瞬間には消えて、今度はカラフルに光る蝶になり、非常に軽く羽ばたきました。これはきっと、光として自由な遊び心で踊るように活動し、軽く羽ばたく存在へと自ら変容し他者の変容も助けることが、生きとし生けるものたちのためにも仏たちのためにも、最大の供養になるということかも知れないと思いました。

【012 Vajrāṅkuśa 金剛鉤菩薩】

金剛鉤菩薩の瞑想は、途中から意識が飛んでしまいました。ビルさんが金剛鉤菩薩のスペースから質問に答えてくださっている時は、聞こえているようでもあり、意識が飛んでいるようでもあり、不思議な感じでした。瞑想から戻ると、答えてくださった言葉自体を全部は覚えていない状態でしたが、パズルが少しずつはまり、表面が滑らかになっていくように、エネルギーの流れがスムーズになる感覚がありました。

Vajraankusaは、形あるもの、生きとし生けるものとしての自己の在り様の全てを見出せている、ということですか?

本日最後の瞑想での体験は、ちょっと不思議でした。生命の本来の静かな在り様という状態を体験しながらも、一方では日常の形あるもの(例えば犬たちや動く光るものや、その他何だかよくわからないもの)がただ現れては消えて行きました。思考が動いて浮かび上がらせているというよりは、寧ろ広がった静けさは変わらずに、予め存在しているものを同時にただ見ているような感覚でした。うまく説明できませんが。このところクシャミなどの花粉アレルギー症状が酷くて、本日の瞑想セミナーが始まる前までは症状が出ていたのですが、セミナーが始まると同時にその一切が収まり、今は何も症状が出ていません。嘘のように快適になっています! 不思議です!

【013 Vajrapāśa 金剛策菩薩】

Vajrapaas’aの体験としては、黄色いチカチカひかり複数の光を体験した後、無数の音、非常に遠い次元から聞こえるメロディーと、より近い所に漂っている音色、更にはもっと地上に近いスペース辺りに漂っているメロディーが一度に意識の中に充満してしまいました。同時に、大きなエネルギーが頭の中に溢れてきて、一体何が起きているのかわからないといった感じでした。心地よいとか、優しいとか、慈悲に溢れているとかいう、自分が今まで抱いて来た「仏や宇宙とはこういうもの」というのが幻想だったかも知れないと思います。

宇宙に触れるとは、こういうことなのかと思いました。質問としては、ロープの仏であるにも拘わらず、黄色い光と数々の音の不思議なメロディーとしての体験だったのですが、本当に自分が体験したことなのかどうか、それもまた幻想なのかがわかりませんので、教えていただきたいです。

【降三世会】

【 001 Vajrasattva 金剛薩埵 】

 瞑想をして自分の現在状況を気付くことができました。そして、今週、日常生活を送っていると、過去にした判断が真正の自己の流れから外れていく選択しだと感じる瞬間に恵まれました。また周りの人が発した言葉が自分自身へ向けられたものなのか、異なるところから発した言葉なのかの違いを感じる瞬間にも恵まれました。いずれもこの瞑想が変容のきっかけとなったように感じています。アドバイスありがとうございました。すべてと共に変容し、その自分を日常生活に美しく表現できるように成長できればと思います。

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